コラムコラム

噛み合わせの調整方法【インプラントの噛み合わせ】


インプラントの噛み合わせが悪い


歯を失ったときの治療法の一つとしてインプラント治療を選択する人が増えてきています。入れ歯やブリッジでは得る事のできにくい噛み心地が特徴です。しかし、そんなインプラントでも噛み合わせが悪いとしっかりと噛むことができなくなったり、インプラントが壊れる原因になったり、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。自分の歯と同じような役割を果たすためには、インプラント治療でも正しい噛み合わせの調整が必要です。


噛み合わせの調整方法【インプラントの噛み合わせ】

噛み合わせが悪い原因

インプラント治療をした直後は正しい噛み合わせだったものも、時間が経つとずれてくる場合があります。個人的な癖で前歯や片方だけで噛んで食事をする人や、噛みしめる力が強い人などは奥歯に負荷がかかって徐々にバランスが崩れていきます。


噛み合わせの治療方法

噛み合わせは部分的に診察や治療を行っても改善することは難しいです。全体の噛み合わせを診るために、写真やレントゲンなどを撮影し、咬合器を使って噛み合わせを再現しつつ診察を行います。噛み合わせのバランスをみながら、インプラントの被せ物や虫歯の補綴がズレている場合は、正常な状態に戻すように歯を削ったり、被せ物を調整するような治療を行います。


強い噛み癖や食いしばりがある場合は、マウスガードを作製して歯への負担を軽減しながら、ズレを修正していきます。また、重度の不正咬合の場合や全体の噛み合わせを治療したい場合は、矯正歯科治療や、部分的な矯正歯科治療が効果的になる場合もあります。


噛み合わせの治療は痛いの?

噛み合わせの症状によって治療方法は異なりますが、痛みが伴う治療ではなく、無意識に行っている癖や生活習慣を改善したり、噛み合わせ部位の高さを合わせたり、定期的に通院しながら治療します。

 


噛み合わせの重要性


噛み合わせが悪くても食べることや話すことに直接的には影響がないように思われますが、噛み合わせはとても重要です。なぜ、正しい噛み合わせが大切なのかみていきましょう。

噛み合わせの調整方法【インプラントの噛み合わせ】


噛み合わせが悪いとどうなるの?

歯を失ったままにしておくと、次第に歯並びが崩れていってしまいます。歯並びが悪くなると、見た目の悪さだけではなく口腔内のトラブルにつながっていきます。また、そのままバランスが崩れたまま放置すると全身にも影響がでてきます。


下記にあげるように、虫歯や歯周病の原因になったり、歯の寿命が短くなったりします。また、口腔内だけではなく、顎関節症、肩こりや頭痛、腰痛などの原因にもなります。十分に噛めないことで胃腸への負担が増えたり、認知症のリスクが高まるともいわれています。


周囲炎や虫歯になりやすい

噛み合わせが悪いとインプラントに過剰な力がかかり、揺さぶられてインプラント周囲炎になりやすくなることがあります。また、噛み合わせが悪い部分があると歯磨きをしても磨き残しがでてきたり、唾液が行き届きにくくなるので、虫歯になりやすくなることもあります。


顎関節症になりやすい

顎関節症の原因は複数の原因が合わさり、口が開きにくくなったり、口を開くさいに痛みを生じたり、音が鳴ったりする症状がでてきます。噛み合わせが正しくないと、顎の筋肉に負担がかかったり、顎の位置がずれてきたりして、顎関節症になりやすくなります。


歯の寿命が短くなる

噛み合わせが悪いということは、力が集中して負荷がかかっている歯があるということです。歯の表面がすり減ったり、ぐらついてインプラント周囲炎になりやすくなったりして、歯の寿命が短くなってしまいます。


噛むと痛いなどの痛みが伴う

噛み合わせが悪い場合、噛んだ時に痛みがでることがあります。特に奥歯は食事の際によく使う歯で、痛い状態が続くと楽しく食事ができなくなってしまうので、早めに治療しましょう。

 


噛み合わせの不具合を避けるには


インプラント治療時には正しい噛み合わせだったものも、年月が経つと噛み合わせがずれてきます。正しい噛み合わせのままインプラントを使用するにはどうすればよいのでしょうか?

噛み合わせの調整方法【インプラントの噛み合わせ】


定期的に診察を受ける


インプラント治療後の定期的なメンテナンスはインプラントの不具合やインプラント周囲炎の予防のためにも欠かせません。その際に噛み合わせの調整も行うことができます。


上部構造(被せ物)のタイプに注意


天然の歯の場合、強い力がかかっても歯の周りにある歯根膜で衝撃を吸収することができます。噛み合わせが多少強くても、動く余地があり、強い力を分散させるための役割をしています。インプラントの場合は歯根膜がないので、強い力が直接伝わってしまい、インプラントの不具合につながってしまいます。上部構造の噛み合わせを調節する際には、審美性だけではなく噛み合わせのバランスが口腔内全体でとれているかどうかが大切です。


また、食いしばりや歯ぎしりなどの癖がある人は、意識して歯を食いしばらないようにしたり、マウスガードなどを作製するようにしましょう。


歯科医院で噛み合わせ調整をする


インプラント治療を行った後の定期検診では、歯と歯だけではなく、顎の位置や骨格、筋肉のバランスなども考慮します。治療したインプラントを守るだけではなく、周りの健康な歯を守ることにも繋がります。


こんな症状には要注意


自分の噛み合わせが正しいかどうか、習慣になっていることや毎日の慣れなどで分からないことがあります。下記のような症状がでていないか、チェックしてみましょう。また、虫歯や歯周病予防のためにも歯医者に定期検診に行き、その際に噛み合わせも診断してもらいましょう。

噛み合わせの調整方法【インプラントの噛み合わせ】

噛み合わせチェック


上下左右の噛み合わせがあっているか

上下の前歯の噛み合わせがあっているか、まずは確認しましょう。ここが合っていない場合は全体的にずれているケースがあります。また、左右どちらかにずれていないかも確認してみましょう。


前後の噛み合わせがあっているか

上の歯が少しだけ外側になるのが正しい噛み合わせです。上の歯がですぎている出っ歯や、下の歯が外側になっている受け口などは噛み合わせが悪い状態なので治療したほうがよいでしょう。


上下の噛み合わせの深さ

上の歯が2ミリほど被さっているのが正常です。上下の噛み合わせに隙間ができていたり、2ミリ以上深く噛み合わっている場合は噛み合わせが悪い状態でしょう。


歯並び以外の症状

噛んだときに痛みがあったり、食べ物が噛めない場所があるときは噛み合わせがあっていない状態です。また、顔の筋肉の付き方が異なっていると感じたり、よく頬を噛んでしまう場合も噛み合わせが悪い場合があります。

コラムコラム

Arrow
Back to Top