コラムコラム

インプラントもセカンドオピニオンで気になる点を解消!

医科の分野ではセカンドオピニオンで第2の意見を聞くことがめずらしくありません。インプラント治療は歯科の他の治療に比べて外科手術が必要で、期間も長くなることが多いのでセカンドオピニオンを活用するケースも増えてきています。

そこで今回はインプラントのセカンドオピニオンについて詳しくご紹介いたします。

【セカンドオピニオンのメリット】

メリット1 インプラントをより知ることができる
セカンドオピニオンでは、かかりつけの歯科医師が説明しなかった部分を聞く事ができたり、インプラントをより知ることができ、理解が深まることがあります。セカンドオピニオンは必ずしも、現在の歯科医院から転院することが目的ではなく、インプラントを知って不安を取り除くために行うことでもメリットがあるでしょう。

メリット2 選択肢が広がる
インプラント手術はあごの骨にインプラントを埋め込むので、骨の量が十分でない場合には治療ができないケースがあります。ただ、骨再生療法を行っていると、骨の再生や移植ができるのでインプラント治療ができることもあります。

そして、インプラントの再治療の場合には骨の状態が重要になります。歯科医師の技術や知識は今までに経験したインプラント数によっても異なりますし、そのような症例を経験しているかによっても1人1人異なります。

メリット3 信頼関係を築けるか
インプラントの実績や症例がたくさんあるとホームページに記載してあっても実際に会ってみないと分からないこともあります。質問に対して丁寧に寄り添って答えてくれるか、相談しやすいかは安心して治療を進めていく上で大切なことです。また、ほかの歯科医師の説明を聞くことでかかりつけの先生との信頼関係を実感できることもあります。

【セカンドオピニオンのデメリット】

・余計な費用がかかる
インプラント治療はほとんどが自費治療なので、実際に行うインプラント治療の費用のほかにセカンドオピニオンの相談にも費用がかかります。歯科医院によって費用は異なるのですが、資料を持参した場合で1~2万円程度。新たにレントゲンやCT撮影などをする場合には3~5万円のこともあります。

費用差があるので、セカンドオピニオンにどの程度費用がかかるかは最初に歯科医院に問い合わせて確認すると良いでしょう。また、セカンドオピニオンを受けたけど参考になる意見を聞く事ができないケースも考えられます。セカンドオピニオンを受ける際にはインプラント実績が多い所やインプラントに力を入れている所が良いでしょう。セカンドオピニオンを受ける歯科医院選びも重要になります。

・再度信頼関係を築く必要がある
かかりつけの歯科医院では患者さんの希望やある程度の性格など把握している部分も多いと思います。セカンドオピニオンをして、新しい歯科医院治療をする場合には再度信頼関係を築いていかなければいけません。一から関係を築くことが負担になることもあるので、考慮してから治療する歯科医院を決めましょう。

【セカンドオピニオンは何をする?】

まず、カウンセリングを行い今の状況を確認して今後の希望を伺います。また、患者さんが不安に思っていることや疑問をしっかり解決する時間です。

・必要なもの
セカンドオピニオンで必要なものはかかりつけの歯科医院の紹介状と検査の資料などです。今までどの様な治療を行ったのか、検査結果から確認できます。現在の状態だけでセカンドオピニオンをすることも可能ではありますが、新しく検査して経過を含めて相談する方が今後の治療に向けて何が最も良い提案なのか検討しやすくなります。

・インフォームド・コンセントの重要性
インフォームド・コンセントとは歯科医師が患者さんの立場に立って分かりやすく説明して患者さんに同意を得ることです。カウンセリングの際にはメリットだけでは無く、これから起こり得るデメリットについてもきちんと説明してくれると安心です。


どの治療にもメリット・デメリットがありますが、その部分も踏まえた上で治療を開始すると後からこんなはずでは無かったということを防げます。インプラント治療で迷いや不安が生じた場合にはかかりつけの歯科医師に相談することもできますが、セカンドオピニオンを行ってほかの歯科医師に意見を求めることもできます。

大切なことはインプラント治療を安心して受けることができるように納得することです。気になっていることがある場合には1度相談してみましょう。

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