COLUMNコラム

荻窪の美味しいラーメン巡りの後に。酸蝕歯(さんしょくし)から歯を守る方法

荻窪といえば、都内有数のラーメン激戦区。古くから地元の人々やラーメンファンを虜にしてきた名店が数多く立ち並びます。
そんなラーメン巡りを思いっきり楽しんだ日の夜、「あれ?歯がなんだかしみるかも…」なんて感じた経験はありませんか?
それはもしかすると 酸蝕歯(さんしょくし)の初期症状かもしれません。
この記事では、荻窪のラーメン店情報も交えながら、ラーメン好きにはぜひ知ってもらいたい「酸蝕歯」の対策について解説します。

荻窪で人気のラーメン店3選

ラーメン巡りを楽しむなら、まずは名店のチェックから!
今回は荻窪駅周辺で特に人気の高いラーメン店を3軒ご紹介します。

春木屋 (はるきや)

昭和24年創業。昔ながらの東京ラーメンを守り続けている老舗名店です。あっさり澄んだスープに自家製中華麺、ひと口食べればきっと懐かしい気持ちになるはず。
住所:東京都杉並区上荻1-4-6

丸信ラーメン 荻窪店

荻窪南口すぐのカウンターのみの小さな店ながらも、根強いファンが多い一軒。魚介だしの効いたスープはあっさりとしながら奥深い味わいです。
住所:東京都杉並区荻窪5-29-4

二葉 上荻店

支那そばをベースにした優しい味が特徴。定番の「支那そば」や「ワンタンメン」は、体に染み渡るような一杯です。
住所:東京都杉並区上荻1-16-14

ラーメンと酸蝕歯の関係

ラーメンは私たちにとって欠かせないグルメ。しかし、スープや具材には酢や柑橘果汁、タレなど「酸」を含む調味料が使われていることが意外と多いのをご存知ですか?
また、サイドメニューの餃子につけるお酢、一緒に楽しむ炭酸飲料も要注意。
これらの「酸」に長時間さらされると、歯の表面のエナメル質が徐々に溶けて薄くなる「酸蝕歯(さんしょくし)」が進行しやすくなるのです。

酸蝕歯の主なサイン

・冷たいものや熱いものがしみる
・歯の表面がツルツルと滑らかになってきた
・歯の先端が透けて見えたり、黄色っぽくなってきた
・虫歯はないのに知覚過敏や違和感を感じる

こういった症状があれば、酸蝕歯の初期段階かもしれません。

酸蝕歯を予防するポイント

ラーメン巡りを満喫しつつ、歯も健康に守るためにはどんな対策があるのでしょうか?
日常生活で気をつけたいポイントを解説します。

ラーメンを食べたあとのうがいを習慣に

酸性の食べ物を口にした後、そのままにしておくとエナメル質がダメージを受けやすくなります。
ラーメンを食べ終えたら、できるだけ早く水かお茶で口をゆすぎ、口腔内の酸を洗い流しましょう。

すぐの歯磨きは実はNG?

酸がエナメル質を一時的にやわらかくしている状態で、すぐに歯磨きをすると逆に歯にキズがつきやすくなります。
食後30分ほど経ってから、やさしく歯磨きをするのがベストです。

フッ素入りの歯みがき粉で歯を強く

フッ素が配合された歯みがき粉はエナメル質の再石灰化を助け、酸から歯を守るバリアを形成します。
日々のケアはフッ素入りアイテムを選びましょう。

酸の多い飲み物はストロー利用もアリ

炭酸飲料、甘いジュース、スポーツドリンクなども酸蝕歯の原因になりがち。
たまに楽しむときはストローを使うことで、歯に直接酸が触れるのを少しだけ減らせます。

ダラダラ食べ・飲みには気をつけて

時間をかけて少しずつ酸性飲料や食べ物を摂取していると、口の中がずっと酸性になりがちです。
メリハリをつけて済ませ、口腔内を中性に戻す時間をつくるよう心がけましょう。

定期的なプロケアで早期発見!

酸蝕歯は自分では気づきにくいため、荻窪近隣の歯科医院で半年に一回ほどのチェックを受けることが大切です。
歯科ではエナメル質の状態測定や、唾液の酸性度のチェックなども行ってもらえます。
また、酸蝕歯の疑いがある場合、日常で気をつけたい食べ物やケアの方法についても個別アドバイスしてもらえます。

通いやすい場所や雰囲気なども考慮し、かかりつけ歯科を見つけておきましょう。

まとめ:ラーメン愛と歯の健康を両立しよう!

ラーメン好きの方にとって、荻窪の美味しいラーメン巡りは自分へのご褒美。でも、その美味しさの陰で酸蝕歯リスクもひそかに潜んでいます。
大事なのは「食べたあと」のケアと知識。
1.うがいの習慣
2.すぐの歯磨きは避ける
3.フッ素の活用
4.普段からメリハリをつけて食事・飲み物を摂る
これらを意識しつつ、定期的に歯科医院も活用しましょう。

荻窪の街でラーメンを楽しみながら、きれいな歯で毎日をもっと快適に過ごしてくださいね!

この記事の監修者
この記事の監修者

浅井延彦

上荻歯科医院 院長

日本歯科大学を卒業し、上荻歯科医院の院長を務めている。豊富な知識と経験を持ち、日本口腔インプラント学会、顎咬合学会、日本メタルフリー歯科学会に所属し、最新の歯科医療技術の研鑽に励む。

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